グラナダ編(1)
世界遺産アルバイシン地区とタブラオ・フラメンコ
 
2004年11月17日(夜) アルバイシン
  【タブラオのフラメン
コ】

宿泊した「カルメン・オテル」(スペイン語ではHは発音しないので、ホテルではなくてオテルになる)で「タブラオ・フラメンコ」の予約をした。
タブラオとは横穴式住居のことでフラメンコを始めたロマ人(ジプシー)は昔、タブラオに住んでいた。サクロモンテの丘では今も住んでいる。天井にはなべかまなどの日用品が吊り下げられている。要するにジプシーの家で演じるフラメンコのこと。

 目の前で歌い踊るので、迫力充分。お婆ちゃんから孫娘まで一家総出です。 素朴で親しみやすく楽しめます。
初めは我々二人だけ、そのうち満員になったが、今回は幸い日本人客は我々だけだった。


マリック.N氏は真ん中の若いプリマに一目ぼれ、楽しそうな表情をご覧下さい。


アルバイシン地区
これはアルハンブラからの景観です。アルハンブラとともに世界遺産に指定されています。
狭い路地が迷路のようにあり、迷子になりそう。



この家のプリマドンナ




フラメンコ・ギタリスト
今回改めてフラメンコギターの奏法を身近に観察できました。
クラシックと違って右手の爪は無く、すべて指頭で弦をはじきます。

弦をかき鳴らすラスゲアード、表面版を叩くゴルペなどを駆使して、ギター1本でフラメンコを支えているのは凄いと思う。

タブラオの表札


娘と従姉妹か?





将来のプリマドンナ





朝のアルバイシン
(20日朝)


朝のアルバイシン
(20日朝)


朝のアルバイシンから
グラナダ市街とカテドラル
(20日朝)
 
左の写真は朝のヌエバ広場(11月20日)

右の丘の上にアルハンブラのベラの塔が見えます。
左に行くとアルバイシンからサクロモンテの丘へ。


時間が前後しましたが、17日(朝)マドリッドからグラナダへ移動 
 【スペイン国鉄特急タルゴで6時間】


朝飯抜きで、7時前にホテル出発。荷物を全部持ってタクシーでスペイン南部行きの始発駅アトーチャ駅へ。
マリック.N氏は昨日ギターを買ったので、荷物が増えた。 7時20分アトーチャ駅着、乗り場を目指す。電光掲示版に8:10発グラナダ行きが無い??切符を何度見ても日付と時間に間違いはない。駅員に聞いてみる。一度
駅を出て、向かいのホームへ行けといってるようだ。荷物を抱えておじさんが二人で右往左往!! しかし電車は見当たらない。もう時間は8:05、 あと5分!! どうしよう・・・・パニック!!
電光掲示版には「8:25発グラナダ」が出た。これなのか??8:10はどこへ行った?? 時間がいい加減らしいからこれなのだろう、と覚悟を決めて待つ。南から列車が入ってくるはずなので、ホームの南の方ばかり見ていたら、いきなり後ろから特急電車が滑り込んできた。これだ!! やっぱり遅れているのか? とにかく乗り込む。
何のアナウンスも無くすぐに電車は発車、席を探す。 車掌のおじさんが来て切符確認、問題ないようだ。


このなぞは旅行が終わってからやっと分かった。先日、整理しながら切符をよくヨーク見ると、「11/17 8:10 MADRID CHAMARTIN ⇒ GRANADA」と書いてある。ナヌ!! 始発駅が違う。マドリッドの北にチャマルティン駅はある。
我々が乗ったのは始発から次のマドリッド南部のアトーチャ駅だった。だから8:10のグラナダ行きは無かった、当然だよね。 しかし、ホテルはマドリッド南部だったから結果オーライ これでよかった。しかもアトーチャ駅にはスペイン新幹線の駅もあった。タクシー運転手はこちらで我々を降ろしたのだ。 このドタバタは、この旅で一番疲れたね。


マドリッドを発車して、15分ほどでこの景色。
山の上までオリーブ畑


世界の車窓から
ドンキホーテの風車で有名なスペイン中部コンスエグラあたり??
アランフェスの近くだと思う


さらに広がるオリーブ畑・・・畑
スペインがこんなに広い国だとは知らなかった。


まだまだ、どこまでも続くオリーブ畑。グラナダまでの6時間ほとんどこの景色でした。
こんなにオリーブばかり作ってどうすんの??
スペインは世界一のオリーブ油生産国だそうです。
年間 一人50リットル消費するそうです。


やっとのことでグラナダに到着
マリック.N氏は良く寝たね。 私はずっとオリーブ畑を見てました。


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